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東アジア圏のリーダーになる
清水、北米大陸はカナダとアメリカ合衆国です。それからメキシコ、ブラジルという中米・南米。アメリカは、北米から中米、南米にかけて、経済圏をきちんと作り上げているのです。そしてアメリカが今度はヨーロッパに触手を伸ばしかけた。イギリスはもう全くアメリカと一緒だから受け入れた。他のヨーロッパは気がついてEUで結束して、ユーロ圏を築いていますね。ではアジアはどうするのか。中国にしろ日本にしろ、リーダー国として各国の信頼を得てアジアをまとめていけるかというと、まだかなりの年月と経験を要すると思いますよ。間に合わないのです。アメリカ大陸とヨーロッパに比べて…。元谷、方向性として、やはり日本を中核として韓国と台湾が結束して東アジアに一つの核を作っていくべきではないかと思います。世界三極化というとなんですが、アメリカ、ヨーロッパ、東アジアというふうになればと思うのです。清水、そうなるでしょう。なると思うけれども…まだまだですね。元谷、おっしゃる通りに問題が多くて遠いですよね。先のイラク戦争などというのは、やはりヨーロッパとアメリカの、中東を巡る争いと言えなくもないわけですし。このままアメリカの一極支配体制になっていき、これにずっと隷属して日本が組み込まれていくのか。それとも日本は独り立ちした国として東アジアに影響力を示していくのか。ここが今後日本が進むべき道の選択肢になってくると思いますが。
清水、残念ながら日本の政治家も、官僚も、経済界も、一般国民も今はバラバラですよね。これが自覚して、日本民族が一つの方向性をきちんと見出して、各国から信用されるような状態を作り出さないとだめですよね。今の日本では、経済力はあっても、アジアに呼び掛けるだけの資格というのはない。元谷。そうですね。ですから、やはり教育から始めないといけないです。時間は掛かるけれども。清水、明治維新の時には小学校、中学校、高校、そして師範学校を作った。今は師範学校が無い。まず明治維新のような師範学校を作って、子どもたちを本当に自分の使命感で教育する先生を作らないといけないですね。元谷、聖職という気持ちでね。清水、そうです。ただ勘違いしてはいけないのは、学校という所は、本来は外国語とか数学とか物理とかそういう学問を教える場所。道徳とか修身とかしつけというものは、本来は家庭で親が子どもに指導すべきです。ところが今の家庭は、もう自分のそういう職務を棚に上げている。
元谷、給料の振込を現金支給にすれば、少しは親父の威厳、家庭の尊厳も回復するかもしれませんね(笑)。最後に「若い人に一言」というのをいつもお聞きしているのですが。清水、僕が好きな言葉なのだけれども、一番は「天衣無縫」です。天の衣は縫い目が無い。融通無碍だということです。人間もそうありたい、小さい所にこだわったり固まったりしたのではいけないのです。もう一つは「常在戦場」。常に戦場にあると。元谷、そういう気持ちじゃないといけませんね。私は事業は戦争だと思っているんですよ。七転八起と思っているようなことではいけない。清水、もう一回転んだら死ですよ。元谷、やはり戦争だからね。やるからには勝たなければいけないですよ。今日は本当にいいお話をありがとうございました。


